2013年6月27日放送
市長記者懇談会
本田市長はきょう(27日)開かれた記者懇談会で、来月天皇皇后両陛下が遠野を訪問することについて触れおもてなしの心でお迎えしてほしいと語りました。両陛下は来月4日の午後に遠野を訪れ市総合防災センターや希望の郷「絆」などを訪問し被災した人たちを励まされる予定です。両陛下が遠野を訪れるのは16年ぶりで本田市長は「市民のみなさんにはおもてなしの心でお迎えしてほしい」と語りました。また本田市長は露地栽培シイタケなどの放射性物質汚染による東京電力への賠償について第4次の請求を行ったと述べました。放射性物質汚染により市では除染などの費用およそ1億5000万円を東京電力に損害賠償として請求しています。このうち国からの特別交付税と合わせておよそ1億円が支払われていますが東京電力からの誠意が感じられないとしており市は引き続き東京電力に対し残りの賠償額の請求を訴えていくことにしています。市では生まれてくる赤ちゃんを「風しん」から守ろうと妊娠を予定する女性とその家族を対象に予防接種にかかる費用を来月1日から一部助成すると発表しました。全国的に流行している風しんに妊婦が感染すると胎児が障害を引き起こす可能性があることから市は県と連携して助成することを決めました。対象となるは市内在住で妊娠を予定または希望する女性や妊婦の夫などです。医療機関を受診した場合5000円が助成され期間は来月1日から来年3月31日までです。また子育て支援対策事業として市が進めてきた「わらすっこ誕生応援事業」に関連して今年4月1日以降に誕生した子どもの保護者に「わらすっこ応援券」を交付することを発表しました。1万円分の応援券はインフルエンザの予防接種や一時保育利用料などに利用することができます。市長は今後も市内に住む子育て世代が安心して子どもを産み育てられる環境づくりに努めたいと語りました。このほか、きょうの記者懇談会では、全国やぶさめ競技大会やじんぎすかんマラソン開催についての発表がありました。なお、記者懇談会の模様は、遠野テレビデジタル10チャンネルで27・28日は午後8時から29日は午前8時から放送する予定です。