2013年6月19日放送

馬の防疫講演会

馬産地遠野の馬を伝染病から守ろうと、馬の防疫について理解を深める講演会がきのう(18日)、とぴあ庁舎で開かれました。この講演会は、馬産地遠野の馬を眼に見えないウイルスや細菌が原因で起こる伝染病から守るため、基本的な伝染病の知識と防疫について理解を深めてもらおうと遠野市畜産振興公社が開きました。きのうの講演会には、市内の馬の生産者や関係者などおよそ40人が参加しました。講師は、日本中央競馬会競走馬総合研究所所長で、獣医学博士の安斉了さんが務めました。安斉所長は、平成20年10月に妊娠した馬が感染すると流産を引き起こす伝染病、馬パラチフスが市内で発生した際、遠野を訪れ、清浄化対応策について指導をしており、遠野とも関わりを持っています。講演で安斉所長は、自身の経験を踏まえて、防疫の基本や対策について話しました。また、安斉所長は、「馬に係わる人が連携し、地域が一体となって防疫活動に取り組むことこそ、伝染病から馬と地域を守るためには最も重要」と話していました。この講演会を通じて参加者は、大切な馬を伝染病から守るため、馬の防疫について理解を深めていました。

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