2013年5月28日放送

庁舎機能のあり方を語る市民懇話会 市長に答申

去年設置された「遠野スタイルによる庁舎機能のあり方を語る市民懇話会」がこれまでの意見をまとめきのう(27日月曜日)本田市長に提言書を提出しました。市民懇話会は、市役所の機能が13カ所に分散している中、将来の市役所庁舎機能のあり方について市民協働で考え、公共施設全体の整備計画策定につなげようと去年5月に設置されました。委員は、地域づくりや産業振興などに関わる各団体などから50人が務めました。今回は、去年5月に設置されてから全体会4回と分野別部会3回の合わせて7回の会議で、現状における各庁舎などの配置や分散化の検証と新庁舎の整備の必要性について活発に意見を交わし一定の方向性をまとめることができたとして提言書を提出することとなりました。提言書では、庁舎機能のあり方に関する提言書の骨子として庁舎の位置については、まちづくり、利便性、実現性などの観点から中心市街地に設置することが望ましいこと。庁舎機能については、利便性の向上と効率的な庁舎管理を行う視点から行政サービスや行政運営の拠点となる庁舎機能は集約することが望ましいこと。現在のスタイルが評価されている庁舎と課題や問題点が指摘されている庁舎を総合的に検討しさらに進化した「庁舎機能の確保」に努めてほしいことを求めています。提言を受けた本田市長は、「提言書の重さというものを受け止めながら市民のニーズに応えていきたい」と話し、幅広い検討を行う考えを示しました。今後は、提言に基づく庁舎整備に係る基本方針案を市で検討し、今年8月に進化まちづくり検証委員会で検証する予定になっています。そして市では年内に庁舎整備に係る基本方針の確定を目指したいとしています。

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