2013年5月24日放送

子どもの発達・感染症予防講演会

「元気な子どもが育つ街を創るために」をテーマに沿岸被災地で医療支援活動を行っている医師を招いた子どもの発達・感染症予防講演会がきのう(23日)、開かれました。今回の講演会は日本小児科学会による東日本大震災被災地支援事業の一環として県立大船渡病院で支援活動を行っている医師が「ぜひ遠野市でも開催したい」と県立遠野病院との連携のもと開かれたものです。講演会の講師を務めたのは、国立大分大学医学部の末延聡一教授です。末延教授は「元気な子どもが育つ街を創るために」をテーマに子どもの発達や感染症について講演をしました。講演では、大分県竹田市で行われている小児医療への取り組み方などが紹介されました。そして小児医療の活性化を進めるには、地域病院小児科への小児科医師の派遣を行い地域における小児医療や保健・予防医学の安定的・継続的な提供が重要であることや行政における予防ワクチンの全額公的補助の必要性などが話されました。講演会には市内の各施設から保健師や保育士、学校関係者などおよそ70人が集まり、元気な子どもが育つ街を創るためには、子どもの養育環境の充実が必要であることを学んでいました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.