2013年5月10日放送

「超音波画像診断システム」運用開始

遠野市助産院ねっと・ゆりかごでは、新型の「超音波画像診断システム」が整備され、より精度の高い妊婦健診が可能になりました。超音波画像診断システムは、県の補助事業を受けて、遠野市が事業費およそ2040万円をかけて導入したもので、県内では、ねっと・ゆりかごと連携を図る岩手医科大学付属病院や県立大船渡病院などに続き5施設目の整備となります。このシステムが整備されたことにより、胎児の状態を立体映像で確認することができ、インターネット通信で医師によるリアルタイムの健診が行え、今までよりも精度の高い診断と指導が可能になります。また、岩手医科大学付属病院にあるサーバーに、健診データーなどが蓄積されることから、ねっと・ゆりかごと連携している病院間で情報の共有化も図られるようになります。きのうは、本田市長をはじめ、健康福祉部の職員などが見守る中、ねっと・ゆりかごの監督医でもある県立大船渡病院の小笠原敏浩医師と回線を繋ぎ、新システムを使った妊婦健診が行われました。健診では、平面で映る通常のエコー映像とは違い、くっきりと浮かび上がる立体映像で、おなかの中で手足をばたつかせている赤ちゃんの様子が確認できました。健診を行った小笠原医師は、「このシステムによりねっと・ゆりかごでも病院で受けるのと同じ健診が出来るようになりました。妊婦の通院回数も減らすことができ、負担軽減に繋がるのでは」と期待を寄せていました。

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