2013年4月29日放送

「とおの物語の館」リニューアルオープン

中央通りのとおの物語の館(やかた)が先週27日にリニューアルオープンしました。とおの物語の館は、中心市街地の観光・交流拠点として時代に合った展示などを目的に旧とおの昔話村などが整備されこのたび完成となりました。リニューアルオープンとなった先週27日に記念のセレモニーが行われました。関係者およそ200人が集まる中、本田市長は「とおの物語の館をみなさんの手によって言葉によって多くの人たちに語っていただきたい」とあいさつしました。このあととおの物語の館と名付けた盛岡市在住の高橋善雄さんに遠野市から記念品が贈られました。最後に関係者によるくす玉割りが行われ、リニューアルオープンとなりました。とおの物語の館を訪れた人たちは、遠野に語り継がれてきた数々の昔話との出会いを演出する場所などをまわりながら昔話の世界を堪能していました。昨年度およそ3億2530万円をかけて整備されたのは、昔話の世界を体感できる展示空間、昔話蔵(むかしばなし ぐら)や昔話と郷土芸能を披露する遠野座など5カ所です。段差の解消やスロープの設置などユニバーサルデザインに配慮した施設改修となり、多くの人たちが安心して快適に利用できるようになりました。また、柳田國男(やなぎた くにお)をより身近に感じることができるスペースもできました。柳田國男展示館では柳田が自分自身の旅について語ったラジオ放送の一部を聞くことができます。去年オープンした伊藤家・赤羽根蔵(あかばね ぐら)などを含めとおの物語の館8つの施設が整備され、市街地の活性化が期待されます。なお、開館時間は午前9時から午後5時までとなっています。

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