2013年4月25日放送

遠野・調布 交流会

東京の調布市で先週20日に遠野市との交流会が開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。震災発生後、多くの調布市民が遠野を拠点にしながら沿岸被災地で復興支援活動を行ってきました。また、調布の名誉市民である漫画家・水木しげるさんが遠野物語発刊100周年を記念して制作した「かたるくん」のキャラクターデザインを描いた縁もあり遠野と調布の交流をさらに深めていこうと今回、交流会という形で初めての開催となります。この日は、本田市長と調布市の長友貴樹市長をはじめ復興支援に携わってきた調布のボランティアなどおよそ170人が会場に集まりました。交流会では、調布市の復興支援ボランティアの活動について説明があった後、遠野まごころネットが被災地ボランティアの現状について、また、遠野第13区自治会からボランティアと住民との交流などについてそれぞれ報告がありました。会場に集まった人たちは、人や物資などを送る側と受け入れる側の互いの思いについて熱心に聞いていました。報告の後は遠野と調布を紹介するDVDの上映や遠野の物産紹介と抽選会など両市の交流を深める催し物が行われ、参加した人たちは、交流を深めながら今後の活動に弾みをつけていました。なお、調布から被災地へのボランティア派遣は今年度も実施されます。ボランティアの派遣は、ほぼ毎月1回、3泊4日の日程で予定されており、宿泊場所を遠野にして釜石や大槌など沿岸地域で要望に応じた復興支援の活動が行われることになっています。

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