2013年4月19日放送

汚染牧草焼却処理を環境省が視察

環境省の職員などがきょう(19日)、遠野を訪れ、清養園クリーンセンターの汚染牧草の焼却状況などを視察しました。放射性物質に汚染された牧草の焼却処理を市町村が主導で進めているのが全国で唯一遠野市であるということで市の焼却処理などの状況を視察しようと環境省廃棄物対策課の坂口芳輝課長補佐などが遠野を訪れました。坂口課長補佐など視察団一行は、汚染牧草の焼却処理が行われている清養園クリーンセンターを視察しました。初めに汚染牧草の前処理施設を訪れ、どのように搬入され、どのように前処理が行われているのか、市の担当職員から説明を受けていました。また、一般のごみと焼却される焼却施設を視察し、写真に収めたり市の職員の説明をメモに取るなど汚染牧草の焼却処理の手順を確認していました。作業工程を視察したあと本田市長をはじめとした市の各担当者からこれまでの経緯や取り組み方などが説明されました。市では、汚染牧草の焼却を開始する前に市民への説明会の開催を実施したことや焼却処理における放射性物質濃度の測定結果を遠野テレビを通じて周知し、情報公開に努めていることなどを報告しました。視察団一行は、汚染牧草の処理にどこよりもいち早く進めている市の対応に感心しながらこれからの対策について情報の共有と意見交換を行いました。

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