2013年4月15日放送

利用自粛牧草の受け入れ始まる

放射性物質の影響を受けた牧草について市内の畜産農家は利用できない牧草を個別に保管していましたが、きょう(15日)から青笹町にある集中保管施設での受け入れが始まりました。きょうから受け入れが始まったのは青笹町に整備された遠野東部集中保管施設です。遠野東部集中保管施設では、青笹町と上郷町の畜産農家が処分できずに個別で保管していた牧草、およそ600トンが持ち込まれます。保管庫では、放射性物質が染み出さないよう遮水シートが敷かれていてロール状の牧草を積み重ねて保管することにしています。きょうは、受け入れが始まる午前9時前から牧草を持ち込む農家もいて牧草の重さと数を確認してもらいながら保管庫に積み上げていました。放射性物質の影響で利用できない牧草は、すでに綾織の一部の牧草が集められ焼却処分されていますが、今後は遠野東部を含め市内3カ所の集中保管施設に集めてから一般のごみと混ぜて焼却処分されることになります。それぞれの保管施設には3人ずつ作業員が配置され、初日のきょうは、遠野西部と中部の作業員も集まり、受け入れの手順を確認していました。保管庫への牧草の搬入は農家に協力してもらうことになりますが、遠野市では、市内すべての牧草の搬入が終わるのは6月いっぱいになると見込んでいます。牧草の受け入れは今週17日に遠野西部と中部でも始まり、受け入れ時間はいずれの保管場所も毎日、午前9時から午後4時までとなります。

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