2013年4月3日放送

総合食育センター開所式

学校給食センターの閉所式のあとは場所を遠野市総合食育センターに移して開所式が行われました。総合食育センターは、安全で安心な学校給食の提供はもとより食育や高齢者用の宅配弁当の提供、災害時の炊き出し施設などの機能を備えて造られました。きょうの開所式には、市や市社会福祉協議会、工事関係者など合わせておよそ80人が出席しました。式では、これまでの事業経過の説明が行われた後、夢・ゆとり・豊かさを実感できる暮らしを確立しようと活動している遠野地方Y・Y・Y推進女性の会の菊池ナヨ会長から学校給食献立提案書が総合食育センターの菊池幸市所長に手渡されました。総合食育センターは、学校給食センターの北側に敷地面積およそ8000平方メートル、延べ床面積およそ2250平方メートルの鉄骨2階建てで、総事業費はおよそ13億円かけて建設されました。厨房設備は衛生面を考慮してオール電化が採用され、夏場の調理員の体力負担の軽減も図る狙いがあります。また、調理能力は学校給食が1日2500食、宅配弁当が1日100食で万一の災害時には炊き出し施設として食料供給の役割を持ち、非常用発電設備なども整備されています。総合食育センターは、きょうから宅配弁当などを除いた運用がはじまり、今年秋には全面運用を予定しているということです。

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