2013年3月26日放送

市長記者懇談会

本田市長はきょう(26日)開かれた記者懇談会で放射線影響対策の今年度の取り組み状況などを説明しました。はじめに草地の除染作業について、今年度の除染面積は、およそ508ヘクタールで傾斜地などの除染が困難となる1300ヘクタール分を除いた除染の進捗率は14・2%となったと説明しました。また、汚染牧草の焼却処理について汚染牧草およそ1、500トンのうち焼却した牧草はおよそ72トンで進捗率は4・82%とのことです。なお、コンパクト牧草においては2月11日ですべて焼却済みとなったことが発表されました。汚染牧草及び焼却後の灰の放射線物質濃度や焼却施設と最終処分場周辺の空間放射線量についてすべて焼却停止基準値以下であることも発表されました。また、きょうの記者懇談会で本田市長は、総合食育センターの開所式や新中学校の開校式について発表しました。はじめに総合食育センターは食を通じて健全な心と体を育む「食育の推進」と「宅配弁当などの提供」災害時の「炊き出し施設としての食料供給基地」の3つの機能を持つ施設です。開所式は4月3日・水曜日午前10時から予定しているとのことです。次に新中学校の開校除幕式について4月1日・月曜日午前11時から遠野中学校、午後2時から遠野東中学校午後4時から遠野西中学校でそれぞれ新中学校の学校名板の除幕を行うとしています。なお4月5日と6日の各中学校の入学式の前に開校式が行われる予定です。さらに、本田市長は、リニューアルオープンする「とおの物語の館」について説明しました。「とおの物語の館」は昔話蔵、柳田國男展示館、劇場遠野座と「遠野物語」の世界を見て、ふれて、聴いて、感じる施設としており、オープン式典は4月27日・土曜日午前10時に行うとしています。このほか、市の職員が綴った「3・11私たちの証言」と題した震災記録集を発刊したことや市の指定天然記念物に「大森の大谷地」と「砥森神社のアカマツ」の2つが指定されたことなどが発表されました。記者懇談会の模様は遠野テレビ112チャンネルできょう午後9時から放送されることになっています。

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