2013年3月13日放送

NOSAI畜産講習会

早瀬町のNOSAI東南部で先週8日、畜産講習会が開かれました。この講習会は、放射性物質汚染で牛の出荷をはじめ家畜の生産にも大きな問題が出ていることを受け、放射性物質についての知識を深め安全な牛の生産に役立てようと開かれました。講師は、岩手県放射能汚染対策特命チームのアドバイザーでもある岩手大学農学部の佐藤至准教授が務めました。「食品の放射能汚染と健康への影響」と題して講演した佐藤准教授は、食品への放射性セシウムの移行や生物に対する放射線の影響、放射線発癌などについてスライドを使いながら説明しました。会場には遠野のほか釜石や住田などからおよそ60人の畜産関係者が集まりました。大槌から参加した人は、「見えない敵だけにどんなものか知るために講習会に参加した」と話し、最後まで佐藤准教授の説明を熱心に聞いていました。NOSAI東南部では、今後もこうした講習会の場を設け、正しい情報の発信に努めたいとしています。

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