2013年3月6日放送

放射性物質による畜産物被害対策連絡会

今年度9回目となる遠野市の放射性物質による畜産物被害対策連絡会がきのう(5日・火曜日)土淵町の畜産振興センターで開かれました。はじめに市の担当者から去年11月から行われている放射性物質を含む汚染牧草の本格焼却の進行状況について報告されました。本格焼却における放射性物質の濃度測定結果はすべての項目で基準値を下回っており、市では、2月からの処理量を1トンから1.5トンに増量しても放射性物質濃度が大きく変化しないことから今後1.5トンの汚染牧草の本格焼却を行っていくことを報告しました。次に放射性物質を含む牧草の集中管理施設の建設について報告がありました。牧草ロール用としての集中保管施設については遠野西部として宮守町下郷地区に3棟、遠野中部として附馬牛町石羽根地区に3棟遠野東部として青笹町中沢地区に3棟それぞれ建設が完了したことが報告されました。なお遠野中部においては既存の建物を活用したとしています。この集中保管施設へのロール牧草の搬入は雪による道路状況や作業の安全面などを考慮し雪解け後の4月以降を予定しているとのことです。また、放射性物質による被害を受けた牧草の処理に係る畜産農家説明会の開催については来年度も引き続き開催していくと説明しました。この連絡会終了後には、除染事業に係る現地工程会議が行われ、除染事業の進捗状況などが報告されました。

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