2013年2月26日放送

小友町裸参り

五穀豊穣や無病息災などを願った小友町の「裸参り」が先週の23日(土曜日)市内外から大勢の参加者のもと行われました。小友町の裸参りは今からおよそ350年以上前に巖龍神社の別当を務めた修験者が不動様の縁日に行ったのが始まりとされています。この日は、裸参りを前に小友地区センターで安全祈願祭が行われ小友町の外山神楽が奉納されると共に小友町の各団体の代表と裸参りに出場する代表が祭壇に玉串を納め裸参りの安全を祈願ました。今年の裸参りには、町内の還暦や42歳の厄年の人小学生・中学生のほか市内外からの参加者などおよそ60人が参加しました。裸参りが行われたこの日の遠野市の天候は雪気温は氷点下5度風も風速7m近く吹き体感温度は氷点下5度以下に感じられコンディションは良くありませんでした。裸参りは巖龍神社から400m程先にある大般若供養塔までを3往復します。また先頭を歩く厄男の人は3s程ある鈴を鳴らして歩きます。今年は、参加した人たちの中に外国人や女性も参加していて沿道に詰めかけた人たちから「頑張って」と声が掛けられていました。参加者は無病息災や五穀豊穣と書かれた灯篭を持ち、腰にはしめ縄、口にはお守りの紙を咥えた姿で厳しい寒さに耐えながら願をかけ練り歩いていました。

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