2013年2月26日放送

市長記者懇談会

本田市長はきょう(26日)開かれた記者懇談会で遠野市地域福祉計画2013の概要を説明しました。地域福祉計画とは住み慣れた地域で行政と住民が一体となって支え合う総合的な地域福祉に取り組むための計画です。市ではすでにこの計画を平成20年度から24年度の5カ年計画として策定しており今回はその更新となります。また、今回の計画更新に合わせて社会福祉協議会でも今年5月をめどに「地域福祉活動計画2013」を策定する予定でこの2つの計画が両輪となり市民が安心して幸せに暮らすことのできる地域をつくるとしています。地域福祉計画では7つの重点プランが上げられており新たな遠野型の取り組みを進めていくとしています。また、きょうの記者懇談会で本田市長は、遠野市農林水産振興ビジョンの中間検証の結果を報告しました。農林水産振興ビジョン通称「タフ・ビジョン」は農林水産業を取り巻くさまざまな情勢変化に対応し足腰の強いタフな農林水産業を形成しようと策定されたものです。中間検証の結果耕種部門では野菜の出荷量の低迷により生産目標額38億円に対し32億3千万円の実績となり畜産部門では大型肥育事業者の経営破たんにより生産目標額37億円に対し23億2千万円という結果となりました。また、特産品部門については農家ニーズに応じたきめ細かな支援を行ったことで生産目標額4億円に対し4億6千万円となりました。市では今後の取り組みとして主要事業を45事業から60事業に拡大し目標の達成を図るとしています。さらに、本田市長は、中学校再編成後における学校施設等活用事業計画案について説明しました。中学校再編成後における各学校施設の活用計画案について綾織中学校は地域団体活動のスペースとしての「学びのプラットホーム構想」小友中学校は産直加工施設や郷土資料館とする「地域活性化と文化の伝承」附馬牛中学校は中学校を小学校に転用し小学校は診療所とする「子育て機能の充実と診療所リニューアル」土淵中学校は生涯学習体験施設やレストランなどとしての「地域資源を活かした遠野の魅力を発信」上郷中学校は郷土芸能伝承館として「民間活力と郷土芸能を活かしたコミュニティ活動の増進」といったものが上げられています。市では来月3月に地区懇談会を開き地域住民との意見交換などを行い4月には具体的な整備に着手し事業化の推進を行いたいとしています。このほか、3月22日から行われる各中学校の閉校式の予定などが発表されました。記者懇談会の模様は遠野テレビ112チャンネルできょう午後8時から放送されることになっています。

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