2013年2月22日放送

文化財保護審議会

遠野市の文化財の指定について審議する文化財保護審議会がきのう(21日)開かれました。文化財保護審議会は、教育委員会の諮問に応じて文化財の保存と活用に関する重要事項を調査審議し、自然や歴史、民俗などに詳しい12人が委員を務めます。きのうは、宮守町達曽部の大森の大谷地と宮守町宮守の砥森神社のアカマツの2件について市の文化財として指定に値するか教育委員会から文化財保護審議会に諮問されました。教育委員会の諮問によりますと大森の大谷地は、市が所有するおよそ2万平方メートルの湿原で、自然性の高い湿原植物の生息が認められ、天然記念物として文化財的価値が高いとされています。砥森神社のアカマツは、砥森神社が所有するアカマツ2株で、市内有数のアカマツの巨樹であり宮守地区のシンボルツリーとして市民に親しまれています。また、天然記念物として文化財的価値が高いとされています。きのうは、去年8月と9月に審議会の委員が調査した結果を踏まえ審議の結果、諮問のあった2件は市の文化財として指定して保護する必要があると教育委員会に答申しました。これにより大森の大谷地と砥森神社のアカマツは、来月開かれる教育委員会の定例会で正式に市の文化財として指定することが決まり、地域と市が連携しながら保護されていくことになります。なお、現在のところ市の指定文化財は119件です。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.