2013年2月20日放送

平成25年度 市の一般会計予算案発表

平成25年度の遠野市一般会計予算案が発表されました。きのう開かれた記者懇談会で本田市長は、新年度の市の一般会計予算案の総額が今年度に比べ7億2千900万円少ない181億2300万円とすることを発表しました。特徴としては、健全財政の取り組みを強化するとともに防災・放射能被害対策といった安全と安心のための施策、岩手国体に向けた環境整備をはじめとする未来につなぐための施策などが計画されています。この中で、平成28年に行われる岩手国体に向けて市民サッカー場の人工芝1面と運動公園多目的運動広場の天然芝2面の整備事業としておよそ6億2200万円が盛り込まれています。また、原木シイタケ被害対策事業費をはじめとする農畜産物放射能被害対策費についてはおよそ3億7600万円で提案されます。主な新規事業としてはSL運行による交流人口の拡大や地域振興を図るSL停車場プロジェクト推進事業費におよそ1千500万円、遠野東中学校と西中学校の太陽光発電システムの設置をはじめとする再生可能エネルギー設備導入事業費におよそ7800万円、遠野物語の話者佐々木喜善没80年記念事業費におよそ600万円などが計画されています。本田市長は、新年度予算案について緊縮型としながら託された責任を未来につなぐ予算として「進化し続けるまちづくりに挑戦していきたい」と話していました。なお、市では3月1日から始まる市議会定例会に新年度の予算案を提出し、承認を求めることにしています。

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