2013年2月12日放送

被災地の早期復興を願い 三陸コンサート

今年で2回目となる三陸沿岸の震災被害から復興を願った三陸コンサートinみやもりホールが10日(日曜日)開催されました。このコンサートは、震災で活動の場を失った音楽グループの発表の場と被災地早期復興の願いが込められたコンサートで今年で2回目の開催となります。この日は、被災地の大船渡市・釜石市・大槌町から3つのグループのほか遠野市の2つのグループが集まりました。オープニングを飾ったのは昨年3月に音楽好きが集まって結成された遠野市のグループGYPSYです。初登場のGYPSYは、洋楽をアコースティック調に編曲したものやオリジナル曲を披露し観客を魅了しました。また、今年も去年に続き大船渡市出身のシンガーソングライター濱守栄子さんが歌声を披露しました。このほか今回は、陸前高田市のキャラクター「たかたのゆめちゃん」も登場しゆめちゃんのテーマ曲が歌われました。そしてコンサートのとりを務めたのがコンサートの発起人でもある遠野市のグループ「ちゃりんこ」です。結成35年目になるこのグループは、すべてオリジナル曲を披露したほか軽快なトークで会場を和ませていました。それぞれが被災地や故郷への思いを込めた曲を演奏し「忘れずに、この思いを届けたい」というメッセージが込められた今回のコンサート。みやもりホールに足を運んだおよそ250人の観客は出演者と共に音楽の力による被災地の復興を願っていました。なお、この日の入場料はすべて義援金として寄付されることになっています。

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