2013年1月29日放送

第20回遠野郷神楽共演会

市内の神楽保存会が一堂に会してお互いの演目を披露し舞の上達を確かめ合う遠野郷神楽共演会がおととい(27日日曜日)、たかむろ水光園で開かれました。今年の共演会には、市内の神楽保存会11団体が出演し全部で22の演目を披露しました。会場となったたかむろ水光園の芸能館はこれまで震災の影響で使えませんでしたが、神楽共演会の開催に合わせてこの日から使えるようになり各団体の演目とともにリニューアルした施設もお披露目となりました。各団体が披露する演目は、舞台を清める意味で始めに演じられる鶏舞や五穀豊穣を願ったり災難を払い清める舞などさまざまで、そのうち平倉神楽保存会は正月を迎えた月に舞う松迎舞を演じました。今回が20回目となる神楽共演会は神楽の担い手を育てながら舞の保存と伝承を目指していて新たに習得した舞や演奏を披露する場になっています。今年は、東京から大出早池峰神楽に参加した人や湧水神楽保存会で活動する緑のふるさと協力隊の隊員が舞台に立ちこれまでの練習の成果を披露しました。遠野郷神楽保存団体推進協議会会長の菊池孝二さんは、「発表をする機会があれば練習する機会も増えそして何より本番の舞台を多く踏むことが上達への道」と話し、今後の継続開催にも意欲を見せていました。

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