2013年1月25日放送

西米良村と読谷村の一行が遠野市を視察研修

宮崎県西米良村と沖縄県読谷村の一行がきょう(25日)とぴあ庁舎を訪れ及川副市長から遠野市における被災地支援活動の視察研修を行いました。はじめにとぴあ庁舎を訪れたのは宮崎県西米良村交流団の一行で西米良村は遠野市の友好都市です。今回は、9月と11月に行われた「遠野市へ西米良の元気を届ける事業」の3回目として献本ボランティアや26日・27日に行われる遠野昔ばなし祭り出演のため13人が遠野市を訪れました。とぴあ庁舎で職員に迎えられた交流団は、及川副市長から「震災時は、義援金や物資をいただき感謝しています。またその後も、遠野市に来てくださり歓迎いたします」とあいさつが述べられました。そして、交流団の黒木慶男団長のあいさつと団員の紹介が行われた後場所を会議室に移し及川副市長から震災が発生した時からこれまでの状況が説明されました。そのあと一行は津波の被害に遭った本の修理や整理を行う献本ボランティアを本庁舎で行いました。そのほかきょうは、沖縄県読谷村から池原栄順副村長をはじめ4人がとぴあ庁舎を訪れて及川副市長から後方支援活動の講話を聞きました。講話では、震災発生から後方支援活動をまとめたDVDを見たほか、後方支援基地となった遠野市の地理的条件や震災発生前から災害に備えていた事などが説明されました。そのほか、遠野市の自主防災組織について遠野市消防本部菊池久人防災係長から説明され市内90の行政区がある中で85行政区が組織していることや毎年何らかの防災活動を行い平成24年の避難訓練には、5000人以上の市民が参加したことが話されました。説明を聞いた読谷村側からは、「訓練の頻度はどのくらいなのか」と言った質問や震災前の組織の数や「現在組織が無い行政区の扱いなどはどうするのか」などの質問が出されていました。読谷村からの一行はこの日、総合防災センターの見学や釜石市・大槌町の現地視察を行いました。

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