2013年1月22日放送

遠野学会「遠野の文化を語る会」

「遠野」をキーワードにさまざまな分野で調査や活動した成果を発表する「遠野学会 遠野の文化を語る会」が、19日土曜日に開かれました。遠野学会は、遠野に関する調査や活動の成果のほか市民の活躍を知る場にしようとNPO法人遠野物語研究所が毎年開き今年で17回目になります。今回は、市内高校生の研究発表と地震が起きても揺れない場所「不地震地(ふじしんち)」を調査した結果や遠野の観光の現状と今後について研究発表が行われました。そのうち遠野文化研究センターの川合正裕さんは、伊能嘉矩と佐々木喜善が90年前に報告していた遠野の「不地震地」についてその場所の現在の状況や地元の人たちの言い伝えをまとめて発表しました。川合さんは、「「不地震地」について結論は出ていないけれど先人が書き記したものを頼りに類例や伝承を収集したり比較したりしながらみんなで考えていきたい」と情報の提供も呼びかけ、会場を訪れた人たちの興味を誘っていました。

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