2013年1月21日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

市教育委員会やPTA連合会などが主催する「地域で子どもを育てる活動発表会」が、おととい(19日)、開かれました。この発表会は、学校や家庭と連携して地域が取り組んでいる活動の成果を発表し、子どもを育てる活動を充実させようと毎年開かれています。この日は、講演会や実践発表のほかパネルディスカッションも行われました。実践発表では土淵小学校8区子ども会が、みんなで公民館に泊まりながら虫追(むしお)いまつりと馬っこつなぎをして夜回(よまわ)りや地区清掃もした夏休みの1日の記録を紹介しました。8区子ども会は、無理をしないかわりに最大限の工夫をする方法で親子で一緒に楽しむ活動を毎年、目指していることや、世代を超えた交流が生まれ、自分の住む地域と文化を知る機会にも恵まれたと活動の成果を報告しました。このあと行われたパネルディスカッションでは、地域活動の現状や課題などを挙げながら親や学校がどのように地域と関わりながら子育てに取り組んだらいいのか意見を交わしました。進行役となった岩手大学の新妻二男教授は、「社会の変化とともに子どもを育てる環境も大きく変わっているが、遠野には子どもを育てる地域の力が残っている。地域との関わりを無くすのは簡単だけれど維持し続けてほしい」と関係者にエールを送りました。参加した人たちは、それぞれの地域の活動の内容や成果を聞きながら今後の活動をどう充実させるかヒントを探っていました。

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