2013年1月15日放送

伝承行事「オシラアソバセ」

伝承園ではきょう、地域の子ども達がオシラサマの御神体である二体の人形を遊ばせる伝承行事「オシラアソバセ」が行われました。この「オシラアソバセ」は遠野に古くから伝わる伝承行事で年に1回、普段は飾ったりしまわれたりしているオシラサマの顔に化粧をし、オセンダクといって新しい布を被せたりして一緒に遊ぶというものです。伝承園では数年前からオシラアソバセを行うようになり、きょうは土淵児童クラブの子どもたちが集まって伝承行事に参加しました。オシラサマを古くから祀る家では「オシラアソバセ」をしてオシラサマに喜んでもらうことでその家を守ってもらっていたとも言います。きょうはこの他、お田植えやカラス呼ばりも行なわれ、子どもたちは、地域の人たちから昔ながらの慣わしを教えてもらいながら今年一年の無病息災や五穀豊穣を祈願していました。なお、きょう、オシラアソバセをした御神体はしばらく曲がり家に飾られ来場者は、見学することができるということです。

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