2013年1月10日放送

松崎町小正月伝承行事

地域のお年寄りたちと子どもたちが小正月の伝統行事の伝承を通して世代間の交流をする行事がきょう(10日木曜日)松崎町の総合福祉センターで行われました。これは市社会福祉協議会の松崎支部が地元の老人クラブとともに地域の子どもたちに小正月の伝統行事を伝え残そうと毎年行っているもので、園児からお年寄りまで大勢の人が参加しました。はじめにみずき団子作りです。お年寄りの人が手際良く団子をちぎり子どもたちはそれを丸めていきます。また、別の場所ではお年寄りたちと子どもたちが手を携えてもちつきが行われました。つづいて福祉センターの正面玄関に高さ3メートルほどのみずきの枝が用意され、子どもたちが五穀豊穣や家内安全などを願う繭の形をあしらった白や黄色、緑や赤の団子を飾りました。そして飾り終わったみずきを参加者全員で囲み、この1年の豊作と安全を祈りました。この後会場を外に移し、田んぼに見立てた雪の上に松の葉を差し込んで豊作を祈る「お田植え」と、種や実をカラスの被害から守ろうと願う「烏よばり」が行われました。子どもたちは小さく切られたもちを空高く投げ、古くから伝わる小正月の行事を楽しんでいました。

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