2012年12月24日放送

遠野事業所立地協定調印式

東京の印刷会社と遠野市による遠野事業所立地協定調印式がきのう(23日)、行われました。市と事業所の立地に関する協定書に調印したのは、東京・文京区に本社がある萩原印刷です。創業87年の萩原印刷は、出版印刷やインターネット関連事業などを行っています。萩原印刷は、東京の本社と埼玉に工場がありますが、事業拡大に伴い遠野市内の企業の経営者から誘いを受ける形でこのたび、中央通りの旧物産館、現在の遠野まちなかギャラリー2階に事業所を置くことになりました。きのうの立地協定調印式には、萩原誠社長と本田市長が出席し、記名と押印をしました。本田市長はあいさつで、新たな企業がまちなかに入ることで中心市街地の活性化につながることを期待していました。このあと萩原社長がこれから遠野で事業を行っていく思いを話しました。萩原印刷は、事業所を改修したのち、来年4月から操業を始め書籍の製作などを行う予定としています。また雇用について、操業開始の時は5人ほど予定していますが、数年後には20人程度まで増やしたいとしています。萩原社長は、シンガーソングライターのあんべ光俊さんなどと飛行船というバンドを組み、その中で「遠野物語」の曲を演奏していたということです。萩原社長にとって遠野は縁があり、これからは出版印刷などの分野で事業を展開していくことになります。

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