2012年12月10日放送

遠野文化研究センター土曜講座

中央通りにある遠野文化研究センター主催の土曜講座が8日・土曜日に開かれ、学芸員による講演が行われました。この土曜講座は、遠野の歴史と民族に関する知識をわかりやすく、多くの市民に知ってもらおうと今回初めて開かれました。この日は、遠野文化研究センター学芸員の黒田篤史さんが「やさしい遠野の歴史と伝説」と題した講演をしました。全部で4回にわたる土曜講座ですがこの日は、1回目「古代編」です。初めに遠野には、およそ500もの遺跡があることとその中には日本で一番古い遺跡があることの話がありました。また黒田さんは「宮守町達曽部の「金取遺跡」で後期旧石器時代を遡る石器が出土したことからおよそ9万年前にはすでに人が生活していた」と話し参加した人たちは興味深そうに聞き入っていました。スライドを使った講義のあとには実際に発掘された石器の破片などを見ることができ、参加した人たちは手に取りながら古代の遠野を想像していたようです。なお、次回は来年1月に中世篇が予定されていて、受講を希望する場合はそれぞれの開催日の前日までに電話で申し込みとなります。

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