2012年12月7日放送

チェーンソーアート「モンスターCUP」

チェンソー一つで作られたフクロウです。先月23日からの3日間、国内外で活躍するチェンソーアーティストを集めた競技大会、「モンスターカップ」が住田を会場に開かれました。開催を前に遠野テレビを訪れた際、参加したアーティストからプレゼントにいただいたのがこのフクロウです。そのモンスターカップの模様が届きましたのでお伝えします。立ち並ぶ高さ3mの巨大丸太。そしてチェンソーを唸らせ丸太と向き合う男たち。「モンスターカップ」と名付けられたこの大会は、震災の復興支援と、林業の町・住田の豊かな資源を使っての地域活性化などを目的に、住田のチェンソーグループ杣遊会が、今回初めて開いたものです。大会には、国内外で活躍している日本人チェンソーアーティスト10人が招待されました。そして今回用意されたのが、杉の巨木から切り出した長さ3m、太さ1mを越えるモンスター級の丸太です。選手たちは3日間の大会期間で、このモンスターをそれぞれの作品に創り上げその出来を競います。大会2日目。選手たちの作業は進んでいて、作品の形が少しずつ見え始めてきました。この日も午前中から賑わいを見せた競技会場。その受付では、来場者に記念品として木製のコースターがプレゼントされました。このコースターは世田米中学校の特設木工部が製作したもので、当日は、世田米中学校の生徒みずからプレゼントを手渡し来場者を喜ばせていました。また会場には、東日本大震災の写真パネルの展示コーナーも設けられたほか、この日は、木が主役の大会らしく杉屋台の出店も並んでいました。多くの来場者が見守る中、2日目の競技も順調に進みました。明日は最終日、モンスターたちはどんな姿に生まれ変わるのでしょうか?大会最終日は、各選手とも朝から仕上げの作業に取り掛かっていました。日本トップクラスのチェンソーアーティスト10人が、モンスター丸太と向き合った3日間。選手たちに魂を刻まれ、モンスターたちが生まれ変わるさまを目の当たりにした3日間でした。

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