2012年11月30日放送

市長記者懇談会

遠野市は、放射線影響対策についてのこれまでの取組状況や一般会計補正予算案の概要について報告しました。これはきょう(30日金曜日)開催された市長記者懇談会で本田市長が発表したものです。それによりますと、はじめにきのう(29日)から放射性物質に汚染された牧草の本格焼却が始まったことが報告されました。これにともない、汚染牧草集中保管施設の整備場所が決定したことを発表しました。決定した場所は遠野西部として宮守町下宮守と遠野東部として青笹町中沢の2カ所です。なお、遠野中部の整備場所については選定中で、決定次第整備に入るとしています。なお、集中保管施設では汚染されたロール牧草を遠野西部で約400トン、遠野東部で約600トンの合計約1000トンを保管する予定です。今後、本格焼却においては月に一度の排出ガス調査を行い、汚染牧草集中保管施設については来年1月下旬の完成を目指し、汚染牧草は、完成した施設から順次搬入を始める予定です。次に平成24年度遠野市一般会計補正予算案について発表がありました。補正予算額は、2億5百12万9千円で歳入歳出予算の総額は、209億1千1百66万2千円と当初予算から10.9%の増加となります。補正予算の主要事業には冬のぬくもり応援事業費として灯油券の配布などに約2600万円、市道などの管理費として道路の除排雪業務委託料に3500万円を計上しています。きょうは、このほかドイツのシュタイナウ市との文化交流についての説明や土淵町山口集落の重要文化的景観が追加選定されたこと、遠野遺産認定制度の第7回認定についての報告がされました。最後に12月の主な行事で12月2日の「バースデーゆりかご&元気わらすっこ暖らん会」や8日の「遠野少年少女合唱隊」の発表会、17日の「全国道の駅シンポジウム」などが予定されているとしています。

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