2012年11月26日放送

東北横断自動車道釜石秋田線 宮守・東和間が開通

復興支援道路などとして位置づけされて工事が進められていた東北横断自動車道釜石秋田線の宮守東和間がきのう(25日)開通となり、一般開放を前に花巻の道の駅とうわで記念式典が行われました。開通したのは宮守町と花巻市東和町を結ぶ延長およそ24キロで復興道路、復興支援道路としては初めてとなります。開通を前に、来賓や自治体関係者などが出席する記念式典が行われました。式典では、はじめに達増拓也知事や本田市長などがあいさつし、これまでの経緯や道路の必要性について説明したほか、地元関係者、地権者に感謝の言葉を述べました。次に来賓の平野達男復興大臣があいさつを述べました。このあと、関係者によるテープカットが行われ、宮守・東和間の開通を祝いました。この区間は、平成16年に整備が始まり去年、復興道路に位置付けされ、急ピッチで工事が進められた結果工期が4カ月ほど短縮しての開通となりました。そして現在工事が進められている遠野・宮守間は平成27年度の開通を目指しています。一方、きのうの午後3時から一般開放となった宮守ICでは、開通を待つ車が長蛇の列となりゲートが上がると同時に東北横断自動車道を利用していました。なお、宮守・東和間は無料で通行することができます。

宮守インターチェンジから車で5分ほどの所にある小友町の産直ともちゃんでは、宮守・東和間開通を記念し、きのう(25日)、イベントが行われました。きのうは、朝9時からイベントが始まり、買い物客にリンゴと紅白餅を先着200人にプレゼントされました。来年、オープン10年を迎える産直ともちゃんでは、今回の宮守・東和間の開通にさらに利用者が増えることを期待していました。

きのうの開通を受けて本田市長は、「きのうの開通式において多くの市民のみなさまにご参加いただきました。国・県をはじめ関係団体の皆様から沿道での多くの市民の皆様を見てこの道路に対する期待の大きさを改めて肌で感じることができましたというお話をいただきました。多くの市民の皆様に感謝申し上げます」とコメントしています。

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