2012年11月16日放送

重要文化的景観に土淵山口集落が追加選定

文化庁の諮問機関である文化審議会はきょう(16日)国の重要文化的景観として平成20年に指定された遠野荒川高原牧場に続き土淵町山口集落を追加し文部科学大臣に答申しました。重要文化的景観とは、長い歴史の中で人々が作り上げた独自の景観をいい土地開発や荒廃から守るため始まった新しい文化財保護の手法です。遠野市では、重要文化的景観として平成20年3月に遠野荒川高原牧場が文部科学省の指定を受けています。山口集落の追加は、遠野物語を柳田國男に伝えた佐々木喜善の生家や周辺の舞台になった場所が良好な環境で継承されているとして7月に市が文化庁に申請し今回の答申となりました。追加答申を受けて名称も遠野荒川高原牧場から遠野荒川高原牧場土淵山口集落と変更になります。今回の答申を受け本田市長は「土淵町山口集落は、「遠野物語」の発祥の地である。この景観を守るため、山口地区の住民の方々が中心となりワークショップを開催しながら今年の3月4日にながめづくりのガイドラインを策定して頂いた事に感謝している。今後も、地域と一体になり、受け継がれてきた景観や文化を継承し、発展させていきたい」とコメントしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.