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2012年11月12日放送

二郷山トンネル工事現場見学会

花巻市東和町まで開通している東北横断自動車道釜石秋田線は、現在、遠野―東和間の工事が進められています。きのう（１１日日曜日）は、綾織町の二郷山（ふたごうやま）トンネルの工事現場見学会が開かれました。この見学会は、東北横断自動車道二郷山トンネル工事事務所がトンネルの作り方を知ってもらおうと主催したもので綾織小学校の児童や地域の人たちおよそ１００人が参加しました。二郷山トンネルは、綾織町内にある長さ３１１メートルの高速道路トンネルで、今年３月から掘削（くっさく）工事がはじまり、残りがおよそ２５ｍとなりました。そして今月下旬に貫通を予定しています。トンネル内では、安全面や衛生面での確保に巨大な送風機で外気を送っていることと掘削作業用の機械について説明がありました。また、掘る時や、掘っている時、そして掘った後に土砂が崩れないよう、保護する作業を繰り返しながら進められていることやボルトを放射状に打ち込み、山と一体化させてトンネルの強度を高めていることなどの説明もありました。普段は工事中のトンネルに一般の人が入ることはなかなかできないので、見学会に参加した人たちはデジタルカメラでトンネルの内部を撮影するとともに工事担当者の説明を興味深そうに聞いていました。また、参加者から「どのようにしてトンネルが作られるかわかりやすい見学会でした」などといった感想も聞かれ、トンネルについて知識を深めた見学会となったようです。

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