2012年11月9日放送

遠野市・遠野警察署 大規模災害時施設の使用協定調印式

大規模災害時における施設使用に関する協定調印式がきょう(9日)、青笹町の総合防災センターで行われました。この協定は、大規模な災害が発生し、遠野警察署の庁舎が機能できなくなった場合に災害警備業務などを行うため警察署機能の移転先として最大震度に耐えられる総合防災センターの一部を一時的に借りることの内容が含まれています。きょうの調印式には、本田市長と遠野警察署の川崎署長が出席し、協定書に記名と押印を行いました。調印後、本田市長は、「有事の際、後方支援の拠点となる総合防災センター機能がより確実に果たすことが可能となる」としながら今回の調印を安全で安心できる地域づくりの第一歩につながると捉えていました。また、川崎署長は、今回調印できたことを市に感謝しながら県という立場、市という立場ではなく地域を守っていくために連携を強めていきたいとの考えを示していました。警察では、実際に大規模災害が発生した際総合防災センターの車庫や事務所などの一部を借りるほか総合防災センターの近くにある青笹駐在所に警察署機能を移すことにしています。なお、岩手県内で警察が自治体とこうした連携を結ぶのは、遠野警察署のほかに岩手警察署と大船渡警察署の3カ所ということです。

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