2012年10月19日放送

町屋家屋の利活用調査研究会

中心市街地の活性化に向けた町家・家屋の利活用調査研究会が市の関係部局や専門家、市民などで構成されるメンバーが集まりきょう1回目の研究会が開かれました。町家・家屋の利活用調査研究会は、「永遠の日本のふるさと遠野」の実現に向けて中心市街地活性化基本計画の推進を図るため行われました。この研究会は、市の関係部局や、これまで市のまちづくり事業に携わってきた市民協働スタッフ、そして建築や環境分野の専門家で構成されています。その活動は、「遠野スタイルの創造」を基調としたまちづくり方策をこれまでにない幅広い視点から検討し、あわせてその事業化の可能性を探ることを目的としています。きょう開かれた1回目の会議では、この研究会を今後どのように進めていくか、その一例として、遠野オフキャンパスとして行った空き家の実測ワークショップの内容が報告されました。この遠野オフキャンパスは市の関係者や調査の専門家、大学生や遠野高校の生徒などで構成され、建物の所有者の理解や地域の協力を得て、一日市にある古い町家の測量調査を今年9月に行っています。その調査の中間報告として、専門家の指導のもと、地元の高校生が建物の実測や地域の聞き取り調査を行いまとめた内容が紹介され、若い人材が携わることで、未来のまちづくりに向けた計画に期待がもたれるなど、人材の育成も大切な要素になると説明されていました。この研究会では随時話し合いの場を設け、年度ごとにテーマを設定することにしていて今年度は、一日市周辺の町家・家屋の再生に向けた基本的な方策について検討していきます。また市では、この研究会からの提言を来年度新たに5カ年計画で策定される市の中心市街地活性化基本計画に盛り込み、遠野ならではのまちづくり計画を目指したいとしています。

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