2012年10月17日放送

遠野の公共施設木造化など視察

「ローカーボン」いわゆる低炭素化の調査研究をする研究会がきのう(16日)、遠野市の公共施設木造化の取り組みなどを視察しました。低炭素化とは地球温暖化の最大の原因といわれる二酸化炭素の排出をできるだけ抑えながら、経済発展を図り人々が安心して暮らすことができる社会づくりを行うものです。きのう、大学の名誉教授などで組織するローカーボン地域づくり・まちづくり研究会が公共施設の木造化の比率が高い遠野市を訪れ、市の公共施設木造化と木質バイオマスの活用について視察しました。最初の視察先となった綾織小学校では、平成22年度に完成した木造の校舎と学校施設を活用した地域の環境を整備する学びのプラットホーム構想について現地を調査しました。続いて一行は、稲荷下地区にある市営住宅を視察し、遠野型住宅の思想を継承した地場産材の活用例と景観に沿った家づくりを見学しました。市では、このような機会に専門家からの助言を得ながら豊富な森林資源による木質バイオマスを活用した地域活性化を目指すということです。

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