2012年10月4日放送

附馬牛で合同避難訓練

東日本大震災の記憶を忘れず子どもたちの安全を守るための合同避難訓練がきょう(4日)、附馬牛町で行われました。この訓練は、附馬牛の保育園のほか小学校・中学校・地区センター・児童クラブの5つの施設から164人が参加して実施され今年で5年目になります。こちらは、附馬牛小学校です。「午前10時30分に震度6弱の地震が発生した」という想定で訓練が始まりました。地震発生後、児童たちは、すばやく机の下へ身を隠し地震がおさまると先生の指示により一時避難場所である校庭に集合し点呼をした後合同避難場所の附馬牛中学校へ向かいました。また、附馬牛中学校では点呼後3年生8人が職員だけでは時間がかかる附馬牛保育園園児の避難の協力をしました。参加者全員が附馬牛中学校校庭に集まって点呼確認が終わるまでかかった時間は8分間で短時間での避難ができたようです。次に、初期消火訓練です。児童生徒の代表と保育園と小学校の先生代表が訓練用の消火器を使って消火訓練を行いました。訓練が終わった後、遠野消防署菊池茂署長から「すばやい避難が出来たと思います」と講評があったうえで「災害発生後は、ケガ人などがいたらお互い助け合い避難を行ってください。しかし、その後の火災などでは自分の命を守るため火災現場に戻ると言う事はしないでください」とその状況に合わせた行動の仕方を話していました。また、きょうは附馬牛中学校の生徒を対象に教室を使った煙体験も行われました。生徒たちは、1m先も見えない中姿勢を低くして出口まで進んでいました。最後は、体育館で煙体験の総評があり、生徒たちはいざというときにきちんと対応できるように消防署長の話を真剣な表情で聞いていました。

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