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2012年10月3日放送

ニホンジカ対策フォーラム

「もっと知ろう野生動物のこと」をテーマとしたニホンジカ対策フォーラムがきのう（２日火曜日）あえりあ遠野で開催されました。このフォーラムは、遠野地方有害鳥獣駆除協議会が開いたものです。フォーラムにはおよそ１５０人が参加し、はじめに遠野地方有害鳥獣駆除協議会の会長である本田市長があいさつをしたあと、岩手県から有害鳥獣対策について対策の方向性などが示されました。つづいて遠野市の有害鳥獣による被害状況と対策について農作物の被害の現状やニホンジカ対策体制などの説明がされました。次に「地域ぐるみの獣害対策」と題して独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の竹内正彦さんを招き基調講演が行われました。竹内さんは、島根県で行われている鳥獣害対策の例をビデオで紹介しました。そのあとスライドを使いながら鳥獣害の原因や対策、地域で取り組むポイントなどを説明しました。講演のあと「ニホンジカ対策にどのように取り組むか」というテーマでパネルディスカッションが行われました。パネラーには、農家、一般市民、鳥獣害被害対策実施隊の各代表の３人とアドバイザーとして講師の竹内さんの４人が登壇しました。農家代表からは、ニホンジカによる大豆の被害について、一般市民代表からは主婦として、ニホンジカとこどもたちの身の安全について、さらに、被害対策実施隊代表から実施隊の活動についてそれぞれ話がありました。テーマごとに様々な意見が出され、フォーラムに参加した人たちの今後の鳥獣対策における参考意見のひとつになったようです。

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