2012年10月1日放送

遠野物語ゼミナール2012

遠野物語研究所が主催する遠野物語ゼミナール2012が9月29日と30日の2日間、開催されました。このゼミナールは、遠野物語が発刊される1年前の明治42年に柳田國男が遠野を訪れた8月下旬を記念し、毎年、著名な研究者を招いての講演会などが行われています。今回は、復興支援を意識し、内陸と沿岸のそれぞれの地域に伝わる文化をしっかり学びなおそうということから「三陸海岸と遠野郷」がテーマです。初日の9月29日は、遠野まごころネットの多田一彦代表による記念講演のあと、遠野物語研究所の高柳俊郎所長による基調講演が行われました。「三陸の浜と遠野郷」と題し講演した高柳所長は、震災で甚大な被害を受けた沿岸地域に残された先人の活躍などについて話していました。今回のゼミナールには、北は北海道から南は高知までおよそ80人が参加し、熱心に話を聞いていました。

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