2012年9月28日放送

飛行船エネルギー教室

飛行船を使った講演を通して環境問題や節電エネルギーの自立を考える飛行船エネルギー教室がきょう(28日)遠野中学校体育館で行われました。この教室は、環境にやさしいハイブリッドカーで世界中を旅しその環境を体感している団体チームACPが日本全国を回りエネルギーの大切さを伝える教室エコミッションの一環で行われました。またチームACPのスタッフの中に遠野中学校出身者がいることから岩手県での開催は、遠野で実施したいと遠野中での開催となりました。教室では、遠野中学校全生徒350人が体育館に集まり長さ4m・直径1.5mある飛行船を体育館内に飛ばし、その姿を生徒に披露しました。次に、飛行船博士として知られる天沼春樹先生を講師に飛行船の構造や歴史がクイズ形式で生徒に紹介されました。講演の中で、天沼先生は「飛行船は、ヘリウムの他に上昇下降は、機体に入れる空気の量で決まります。そして、そこに使われるエネルギーはありません。ソーラーパネルを使えばまさにエネルギーの自立した乗り物です」と話していました。次に、主催のチームACP代表の横山紀一郎さんがハイブリッドカーで5大陸を走破しそこで感じた環境の違いや考え方を紹介しました。また横山さんは、オーストラリアで乾燥した地域で起こる山火事による動物被害や風の強い地域で見られる一定方向だけに伸びた植物などの話をして、環境の厳しさを伝えていました。生徒たちは、何の不自由もなく生活している現状を見つめなおし環境を守る事やエネルギーの大切さを振り返る時間となったようです。

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