2012年9月20日放送

寒締めほうれんそう栽培指導会

青笹町の野菜集出荷センターでは、冬の農作業の充実を図ってもらおうと、きょう、寒締めほうれんそうの栽培指導会が開かれました。この指導会は、寒締めほうれんそうの栽培をすることで、畑を休ませることなく冬場における農家の所得向上を図ってもらおうと開かれたものです。寒締めほうれんそうは、雪や寒さにあたることで食味や栄養価が高く甘くておいしいほうれんそうとなる為、遠野の寒さに適した野菜です。指導会には、寒締めほうれんそうの生産農家10人が参加し、栽培する時の注意点や播種から収穫時期の目安などについて説明がありました。また、今年は暑さが続いている関係で生育しづらい分単価が上昇していることや、暑さに合わせた温度調節が必要であることなどが注意点としてあげられました。放射線の関係については通常はハウスでの栽培なので安全であるとしながら、事前に行った検査でも放射性物質は検出されなかったということです。JAいわて花巻では首都圏などでの需要はあるものの出荷数が減少傾向にあることを課題にあげ、冬場の所得向上にむけ栽培農家を増やしていきたいと話していました。寒締めほうれんそうは今月末から10月上旬にかけて播種作業が始まり、12月中旬から来年の2月にかけて収穫され各地に出荷される予定ということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.