2012年9月12日放送

スウェーデンから遠野へおもちゃなど届く

日本で暮らしているスウェーデンの女性のネットワークグループスウェアジャパンの代表たちがおととい(10日)遠野市を訪れ、市の子育ての取り組みに役立ててほしいとスウェーデンのおもちゃや絵本などを寄付しました。おととい、とぴあ庁舎を訪れたのは、スウェアジャパンの会長、アグネタ・メリンさんや募金グループ責任者のアグネタ・ラーソンさん、そして、連絡係りで通訳を務める服部恭子さんの3人です。今回寄付されたのは、スウェーデンのおもちゃや絵本など100万円相当の物で、その一部がとぴあ庁舎に展示されているほか、子育て総合支援センター内の「わらすっこルーム」や「子育て支援センターまなざし」などでもすでに活用されています。今回の寄付の運びとなったのは、スウェーデンの切り絵作家、アグネータ・フロックさんが仮設住宅でワークショップを行うという日本のテレビ番組で今年5月に遠野に来た際、遠野の人たちの人柄に触れ、遠野のことを気に入り、友人であるスウェアジャパンのアグネタ・メリン会長に話したのがきっかけとなりました。このスウェアジャパンは日本で暮らしているスウェーデンの女性のネットワークで、日本でいう婦人会のような組織です。活動では、子どもの教育を柱に、母子支援を中心とした寄付活動を行っており、東日本大震災後は被災地支援に取り組んでいます。震災から1年半が経つ中本田市長は「何よりも救いは子供たちの笑顔です、と言う声が被災地の皆さんから聞こえてきます。子どもたちは元気と勇気を与えてくれます。そういった中、このような寄付は大変貴重なものとして受け止めています」と話し、感謝していました。アグネタ・メリン会長は、実際に遠野に来て短い時間でしたが、子育ての取り組みを目の当たりにし、とても感銘していると言います。また、この「絆」をもっと深め今後も協力していきたいと話していました。今回寄付されたおもちゃと絵本は、親子で遊べるものとなっていて、おもちゃなどがある場所については、子育て総合支援センター電話62・2111までお問い合わせください。

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