2012年9月4日放送

放射性物質による畜産被害対策連絡会

今年度7回目となる遠野市の放射性物質による畜産物被害対策連絡会がきのう(3日月曜日)土淵町の畜産振興センターで開かれました。きのうの連絡会では、市の担当者から先月行われた放射性物質を含む牧草の試験焼却の結果が報告されました。試験焼却における放射性物質の濃度測定結果は、すべての項目で基準値を下回っており、市では、10月の本焼却に向かっているとしました。次に、放射性物質を含む牧草の処理計画の中に織り込まれている牧草の集中保管施設について説明がありました。集中保管施設の設置計画によりますと、牧草ロール用として3カ所を予定しています。遠野西部として綾織・小友・宮守地区に7棟、遠野中部として附馬牛・松崎・土淵地区に9棟遠野東部として青笹・上郷地区に7棟をそれぞれ建設予定しているということです。この集中保管施設は必要なのか、使用後はどうするのか、と言った意見や質問に対し市では、保管施設の近隣住民の不安解消や牧草の管理上、必要であること、また、使用後は原則取り壊して現状回復する予定と答えていました。続いて、放射性物質による被害を受けた牧草の処理の係る畜産農家説明会の開催について説明がありました。畜産農家説明会は、今月10日・11日・18日の三日間予定されています。10日午前10時から青笹町・上郷町を対象に青笹地区センターで、午後2時からは、遠野町・松崎町を対象に松崎地区センターで、午後6時からは、附馬牛町を対象に附馬牛地区センターでそれぞれ開かれます。11日午後6時からは、土淵町を対象に土淵地区センターで、18日午前10時からは、小友町・宮守町を対象に小友地区センターで、午後2時からは、綾織町を対象に綾織地区センターでそれぞれ開かれます。この連絡会終了後には、除染事業に係る現地工程会議が行われ、除染事業の進ちょく状況などが報告されました。

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