2012年8月21日放送

試験焼却状況説明会

放射性物質に汚染された牧草の試験焼却の取り組み状況説明会が、昨夜(20日月曜日)綾織地区センターで開かれました。これは今月6日から10日まで行われた放射性物質に汚染された牧草の試験焼却の結果の説明と本焼却へ向けて今後の対応などについて説明したものです。昨夜は試験焼却が行われた焼却場が近くにある綾織地区センターで説明会が開かれ、11人の住民が出席しました。最初に及川副市長が、当初7月下旬に予定していた試験焼却が今月に延期した期間や経緯について説明しました。次に市の担当者から今回の試験焼却の結果が報告されました。まず、放射性物質の濃度測定結果で、主灰については、最大82ベクレル、飛灰について、最大800ベクレルで、市が定める焼却停止基準値である1キロあたり6400ベクレルを大幅に下回りました。また、排出ガスについては5日間とも不検出でした。牧草については、最小が191ベクレル最大が1600ベクレルで含有濃度にバラツキがみられました。一般ゴミと牧草を混ぜて燃やす「混合焼却率」は、5日間とも一般ゴミの量が30トンを超え2.3〜3.1パーセントと低い値となりました。そのあと、本焼却の実施へ向けて9月以降の予定や取り組みについての説明がありました。市からの説明に対し出席した住民からは、焼却する量を増やして焼却期間が短くできないか、といった質問や一関市の大東クリーンセンターでの測定の数値はどうなのか、など多くの意見や質問が出されました。市では今回の試験焼却の結果など積極的に情報公開を行い安全性の確保と市民の不安の払拭に努めたいとしています。なお、きょう・21日は、主灰の最終埋立地がある宮守町の下郷地区で午後7時から住民説明会が開かれることになっています。

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