2012年8月13日放送

試験焼却の結果

先週で終わりました試験焼却の測定結果についてお伝えします。先週金曜日、10日午前に搬入された牧草に含まれる放射性物質濃度の測定結果です。福島の原発事故で遠野にも関係する放射性物質の種類セシウム134では1キロあたり241ベクレル。セシウム137では1キロあたり338ベクレル、合わせて579ベクレルでした。そして、先週金曜日の10日午後に搬入された牧草に含まれる放射性物質濃度の測定結果ですセシウム134では1キロあたり509ベクレル。セシウム137では、1キロあたり764ベクレル、合わせて1273ベクレルでした。次に、10日・金曜日に清養園クリーンセンターで焼却した一般ごみの燃えカス、主灰です。先週土曜日、11日に測定し、セシウム134が1キロあたり40ベクレル、セシウム137が1キロあたり25ベクレル、あわせて65ベクレルでした。次に、主灰よりも軽い飛灰についてです。先週土曜日、11日に測定し、セシウム134が1キロあたり276ベクレル、セシウム137が1キロあたり407ベクレル、あわせて683ベクレルでこちらも遠野市が試験焼却処分停止の基準としている1キロあたり6400ベクレルを大きく下回り、埋め立てが可能な数値となっています。次に放射性物質を含む牧草の試験焼却処分に伴い、宮守町下宮守の一般廃棄物最終処分場付近での空間放射線量の測定も行われました。5カ所での測定の結果、いずれの場所でも最大で0.04マイクロシーベルトとなっていて国が除染の基準としている1.0マイクロシーベルトを大きく下回っています。市では、今回の試験焼却に伴う測定結果と、専門機関の精密検査結果等を踏まえ、本焼却に向けた検証作業を進めるとのことです。

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