2012年8月6日放送

放射性物質を含む牧草 試験焼却はじまる

放射性物質を含む牧草の試験焼却がきょう(6日)から綾織町の清養園クリーンセンターで始まりました。市内には、平成23年産の汚染牧草がおよそ1500トン保管されています。市では、それぞれの農家の悩みを少しでも解消し、畜産振興の回復を図ろうときょうからクリーンセンターで試験焼却をはじめました。午前8時半すぎにおよそ500kgの牧草を積んだトラックがクリーンセンターに到着して牧草を採取したあと、ピットに投入されました。牧草は、1日1tペースで一般ごみとともに燃やされ、翌日、市が灰の濃度測定をして、国の8000ベクレルよりもさらに厳しく市が安全基準としている1kgあたり6400ベクレル以下であることを確認したあと宮守の最終処分場に搬出されることになります。今週10日金曜日まで行われるこの試験焼却、既存の焼却施設を使った汚染牧草の処理を市町村が事業主体となって実施されるのは、県内では遠野が初めてです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.