2012年7月27日放送

旅館ホテル組合「防災講習会」

宿泊客の命を預かる市内17の旅館ホテルで構成する岩手県旅館ホテル生活衛生同業組合遠野支部がきょう(27日)遠野市防災センターで防災講演会を行いました。この講習会は、いつ起こるか分からない災害や火災に備えどのようにして宿泊客の命を守るか体験や消防法を学ぶ事を通し再確認するため行いました。講習会には、旅館ホテル生活衛生同業組合遠野支部の他遠野市観光協会と遠野ふるさと公社から22人が参加しました。講習会では、はじめに施設見学を行ったあと訓練用消火器を使った初期消火訓練が行われ参加者は多きな声で火災を知らせると共に消火器で仮定の火元に水をかけていました。次は新しくできた訓練塔を使っての煙体験が行われました。中では、煙で視界が遮られた事により迷う人もいて煙の恐ろしさを感じていました。次は場所を会議室に移し消防法の確認が行われました。講師は、遠野消防署の菊池克好予防係長が務めました。菊池予防係長は、旅館・ホテルなどにかかる消防法の消火設備・警報設備・避難設備・防火管理について説明しました。説明の中で菊池予防係長は、施設の規模にもよるがホテルや旅館には防火管理者が必要で客室の喫煙管理・消防設備の維持管理などを行い従業員の役割分担を示し防火意識の高揚を図る事が必要であると話していました。講習を聞いた参加者は、命を守る施設の管理者として真剣に話に耳を傾けていました。

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