2012年7月27日放送

市長記者懇談会

遠野市は放射性物質汚染牧草等の試験焼却を来月6日(月)から期間を延長して行うことになりました。これはきょう(27日金曜日)開催された市長記者懇談会で本田市長が明らかにしたものです。それによりますと、先週行われた試験焼却施設および最終処分場周辺の地区住民説明会で出された意見に基づきより安全・安心な試験焼却を行うため、試験焼却期間や工程を見直すことになったことによるものです。当初の予定の期日と期間は、今月24日から3日間でしたが、来月6日から5日間と延期されたものです。遠野市の放射性物質汚染農林副産物はおよそ1500トン保管している農家は163戸になります。試験焼却は、来月の6日月曜日から10日金曜日まで清養園クリーンセンターで一日1トンが焼却されます。各作業時には、放射性セシウム濃度や空間放射線量が測定されます。焼却時における放射性セシウム濃度が6400ベクレルを超えた場合や空間放射線量が1マイクロシーベルトを超えた場合は焼却処理を停止するとのことです。本田市長は「様々な意見を踏まえ試験焼却の結果をきっちりと公開し安全性を検証したうえで市民の方々に報告したい」と述べました。きょうは、このほか鳥獣被害対策実施隊を来月1日付けで設置することになりました。これは、農林水産等の被害の防止および軽減を図るためのもので岩泉町・一関に続いての設置となりニホンジカ対策を主な目的とした設置は県内初となります。このほか、岩手県知事への統一要望の内容が説明されたあと、今後市内で予定されているイベントなどについては、来月7日に市民センターで原爆パネルと人間展が開催されるほか、来月15日には22回目となる遠野納涼花火まつりが8月23日には東北は歌い東北は踊る遠野物語と題したわらび座の公演がそれぞれ予定されているとしています。

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