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2012年7月26日放送

戦中・戦後を語り継ぐ会

遠野市老人クラブ連合会女性部が取り組む戦中・戦後を語り継ぐ会がきょう（２６日）遠野市民センター中ホールで行われました。遠野市老人クラブ連合会女性部は自らの戦中・戦後の体験談を年に１回、市内各町をまわり会員を前に発表し合ってきました。そしてこの活動が市内９つの町を巡り今年で１０年を迎えた事を機に体験談を募集し冊子にまとめました。冊子には、当時の写真の他幼少期の辛くひもじい生活や広島での原爆体験・父親が海外の島で戦死しその島を訪ねた時の話など３４の体験談が集められています。今年の語り継ぐ会は、冊子を発刊した事を記念し有識者から冊子の評価を頂くため開催されました。会では、遠野市老人クラブ連合会女性部大洞部長や遠野市老人クラブ連合会の浅沼会長のあいさつのあと口語訳遠野物語など多くの本を出版している穀町の佐藤誠輔さんが冊子の評価をしました。評価の中で佐藤さんは、「この冊子は、只の体験記ではなく民俗学的にも貴重なものです。この素晴らしい活動を続けてほしい」と話していました。今回まとめられた冊子は、図書館に置かれる事になりだれでも、読む事が出来ます。

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