2012年7月13日放送

管外預託放牧受入牧場視察報告

牛の放牧について管外預託放牧受入牧場の視察報告が行われました。福島原発事故の影響で、遠野市内全ての公共牧場では牛の放牧の利用自粛が余儀なくされていて、利用者には著しい負担が発生しています。これを受け、遠野市畜産公社では、緊急措置として市外の公共牧場へ代替放牧を要請し、預託手続きの代行を実施しています。遠野畜産公社では今月9日、代替放牧をお願いしている花巻市の市営大追宇瀬水牧野と洋野町の大野地区共同利用模範牧場を訪れ、受入にあたっての挨拶と放牧状況を確認しました。現在、遠野市の利用者からは宇瀬水牧野へ23頭、大野地区共同利用模範牧場へ36頭が放牧されており、予約分を併せると94頭の放牧が予定されています。確認した担当者によれば、「牛と放牧地の管理状態も万全であり、安心して預託できる。」とのことでした。また、宇瀬水牧野は、予約分で、すでにいっぱいの状況となっていますが、大野地区共同利用模範牧場ではまだ30頭程度の受入が可能であり、さらにそれを超えた場合でも「相談に応じながら、前向きに検討していきたい」と話していました。なお、市では放射性物質汚染被害に伴う対策として、通常の市内運搬及び市放牧料金との差額については、差額分を遠野市が立て替えて補てんすることとしています。放牧を希望される人は、遠野市畜産振興公社放牧部電話60-2437までご連絡をお願いします。

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