2012年7月11日放送

復興道路二郷山トンネル安全祈願祭

東北横断自動車道釜石秋田線のうち復興支援道路として全線の整備が決まった遠野―宮守間の唯一のトンネル「二郷山トンネル」の安全祈願祭が、きょう(11日)行われました。安全祈願祭は、二郷山トンネルの掘削工事が本格化するのに合わせて綾織町下綾織の工事現場で行われました。きょうは、関係者およそ50人が出席し、東北地方整備局岩手河川国道事務所の高橋公浩所長や本田市長のほか施工業者などが玉ぐしを捧げ工事の安全を祈願しました。「二郷山トンネル」は、全長311メートルのトンネルで、東北横断自動車道釜石秋田線、遠野―宮守間の唯一のトンネルです。これから掘削機械と発破でトンネルを掘り進め、年内の貫通と来年3月の完成を目指して工事が本格化します。東北地方整備局岩手河川国道事務所の高橋所長は、「被災地の復興を支えるためにも一日も早い完成に向け整備を進めていく」とあいさつし、出席した人たちは早期の完成も願いました。東北地方整備局岩手河川国道事務所によりますと東北横断自動車道釜石秋田線のうち釜石と花巻の間が復興支援道路として整備することが決まっています。そのうち、東和から宮守ICまでは今年度中に使用開始となり、さらに、宮守から遠野ICまでは三年後の平成27年度中の使用開始を目指して工事が進められます。そしてきょうは、二郷山トンネルの工事を担当する業者が、復興支援道路の早期完成と被災地の復興を願って綾織保育園の園児や工事関係者と一緒に植樹をしました。植樹をしたのは、およそ2.5メートルのもみの木2本で、将来、シンボルツリーとして多くの人に親しまれるよう遠野ICのすぐそばとなる風の丘に植えられました。

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