2012年7月10日放送

水生生物の水質調査

夏休みを間近に迎えている市内の子どもたちが、身近に流れる川の水生生物を調査して、川にすむ生き物からふるさとを流れる川の環境を調べました。水生生物の調査は、ふるさとを流れる川の水質を川にすむ生き物の生息状況から調べるもので、環境省からの依頼を受けて市が行っています。今年度の調査はきょうから始まり、講師に葛西四朗さんを招いて青笹小学校4年生の児童20人が総合学習の時間を利用して早瀬川の初音橋付近を調査しました。調査では、児童たちが捕まえた水生生物の生息状況から「きれい」「少し汚い」「汚い」「大変汚い」の4段階で水質の程度を知ることができます。児童たちが網で川底をすくったり、石をひっくりかえしたりして捕まえた水生生物は、講師の葛西さんがその種類や特徴などを説明し、身近な川の現状やそこに住む生き物について学んでいました。判別の結果、この付近の水質は一番上の「きれいな水」と判定され、児童たちは身近な川の調査を通じて環境問題への関心を深める良い機会となったようです。なお、この調査は概ね9月までの間に小中学校や児童クラブなどが市内数十箇所を対象に行う予定ということです。

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